反抗期の意味
人は二度の反抗期を体験すると言われており、幼児時代のイヤイヤ期、そして小学生から中学生の間の思春期です。
第二次反抗期とも言われる時は、個人差があり長い人も短い人もおり、いつ始まるかも決まっていません。
特に小中学生の時期の反抗期は、体と心が急激に成長する時であり、その変化に自分が追いつけず、受け入れられず、結果として反抗期を迎えます。
特に幼稚園や保育園と違い、小学校以降は、多くの人物と出会い生活し、自分とは考えも、身長体重、体格など、多くの違いのある人たちと生活を共にします。
そのような中で、自分への劣等感、相手への羨望、社会生活でのストレス、矛盾などを経験し、それらの思いが反抗に繋がります。
まだ子供で大人へと少しずつ成長するなかで、体験したことのない気持ちを抱え、その気持ちの発散の仕方もわからず、反抗的な態度として示すのです。
言い換えれば、反抗期は、大人になるために、もがき苦しんでいる時期とも言えます。
しかし、子供全員が反抗期を迎えるとは限らず、気持ちを抑えられる子供や、ストレス少なく生活する子供は、反抗期を迎えないことが多いです。
・暴力をふるう
・物に当たる
・大きな声を出す、暴言を吐く
・女の子なら男の子のような言葉使いをする
・挨拶しない
・化粧する、喫煙する
反抗期は、自分の気持ちの表現方法を学んでいる時期でもあり、自己主張をします。
その中では、人に対する接し方も学んでおり、母親には暴言を吐く、祖母には優しい言葉で接するなど、相手を変えて学び、実行することもあります。
対応方法
反抗期はデリケートな時期なので、親は対応するにしても、行い方を間違えると、余計に状況を悪化させます。
特に子供の感情を揺さぶり、興奮させるようなことをしてはいけません。
・叩くなどの暴力
・他人の子供との比較
・愚痴を言い、長々説教する
・干渉しすぎる
・携帯ゲーム機やスマホなどを取り上げる
出来る限り反抗期の間は、夫婦は仲良くして、円満に保ち、離婚を思わせるような言動、夫婦喧嘩はしないようにします。
離婚の話が出れば、子供は自分が原因でないかと思い詰めてしまいます。
最善の対処方法としては、家族愛で接し、安心して安らげる場所だと思えるようにさせることです。
安心して羽を広げて、自分の居場所であり、時には親は褒めてあげると良いでしょう。
干渉しすぎるのも良くないですが、逆に完全に放っておかれるのも、不安を感じさせます。
親は特に母親は、この時期はストレスを溜めやすいですが、子離れ出来ていない事も、その原因にあります。
子供はいつか自立して旅立っていくという気持ちで接し、子離れ出来ず子供にべったりだと、余計に子供は離れていき反発してしまいます。