親は相談できない
親から暴力をふるわれているとなると、当然のことながら親には相談できません。
親自身暴力をふるっているという自覚がないことも多く、子供のしつけだと考える親も少なくありません。
まだ小さい子供だと、児童相談所や警察が介入しますが、改善することは少ないです。
ただ暴力と言っても、直接的に殴る蹴るの暴力から、間接的なものまであります。
皿など食器を投げる、テーブルをひっくり返す、壁を蹴る、ドアを思い切りしめるなどあります。
このような思い当たる事をされたときは、あなた自身で対処するしか、改善に道は少なく、親自身が気がついて改心することは、ほとんどありません。
対処方法
・はっきり親に止めてという
暴力を受けたときは、はっきり止めてと口に出し、親に意思を伝えましょう。
テーブルをひっくり返すなどされたときも、同じく止めてと言います。
暴力をふるうと、相手は酷いことをしているという自覚がないことが多く、興奮しているために、自制する事も出来ません。
こんなときは、まずは止めてと相手に言い、暴力を行っていることを認識させます。
これは相手に認識させると同時に、その暴力を受け入れないという意思表示にもなります。
ただし、止めてと言うと、かえって逆上する親もいるので、一言言って様子を見てみましょう。
・その場を離れる
暴力をふるわれそうになったと、身の危険を感じれば、すぐその場を離れます。
止めてというのが良いですが、場合によっては恐怖のあまり、言葉が出ないこともあるでしょう。
また止めてと言ったとしても、親は暴力をふるわないとは限らず、殴ったり蹴るかもしれません。
あなたの身の安全を確保するためにも、一度その場を離れましょう。
可能ならば、親が落ち着くまで、離れておける方が良いです。
自分の部屋に鍵があれば鍵を掛けて少し時間を置き、鍵がないなら、外出するのも良いです。
また親に逃げるなといわれても、その言葉を無視し、そのまま危険のないところに非難します。
親の言うことを聞くと、余計にあなたは疲れて、怪我をすることになってしまいます。
・誰かに相談する
一人では解決は難しいので、誰かに相談するのがよいです。
知人に相談しても良いですが、知り合いや友達だとアドバイス程度しかもらえず、根本的な解決にはなりません。
相談するとなれば、しかるべき機関に相談します。
それは弁護士や市役所の窓口、警察などに相談します。
これは家庭内暴力として相談することになり、場合によっては親から引き離して、生活するという事も考えられます。
精神的にダメージを受けた方は、カウンセラーとの相談も行うことになります。
また高校生以下の方であれば、大学は親元から離れたところに行くようにして、今後一切実家には帰らない方が良いでしょう。