子供がいじめを受けている時の親としての対処方法とは?

学校内の様子

親が子供のいじめを把握する

子供がいじめられているとすれば、まずは親が把握しないと問題は解決しません。
子供自身で解決することは難しく、特に中学生以下だと、誰に助けを求めれば良いかもわからず、親が一番の頼りです。
学校の先生は、いじめがあっても無視することが多いので、子供が助けを求められません。

まずは、子供にどんないじめをされているか聞いてあげて、親が守るという意思を示しましょう。
いつ・どこで・誰に・どのようにいじめをされているか聞き、どんな気持ちか、何が起こっているか聞きます。

出来るだけ詳しく聞くのが良いですが、子供にとっては言いたくないことなので、なかなか言い出さないかもしれません。
聞いたことは詳細にメモに記録し、暴力を振るわれて傷や跡があれば、病院で診断書をもらいましょう。
最近のいじめは陰湿になっており見えにくいので、見えるように形にするのが大切です。

学校に相談

子供からいじめの詳細を聞いたら、学校に相談しましょう。
この時点で、親が聞くだけで何もしないとなると、それは子供の心の傷をえぐるだけなので、行動に起こします。

次に学校に相談することとなりますが、まずは担任に相談します。
いじめの内容を文書にして提出し、担任も文書だと落ち着いて読めて、内容を十分に把握できるでしょう。
口で伝えると、後で言った言わないと、こちらの意図との食い違いが出やすいので、文書の方が良いです。
感情的になり興奮し、学校に怒鳴り込む、電話で抗議するなどは行わず、これらは解決には役立ちません。

担任に連絡しても学校で行動し解決してくれないとなると、次は校長に相談し、教育委員会と順を追っていきます。
このときに、どのような対応をしてくれたかも、記録に残しておきましょう。

文書で相談するときは、相談者に加害者からの謝罪、そして再発防止を記載し、お願いします。
またどのような対応をしてくれるのか、回答も求め、いつまでに回答してくれるよう、期日も設定しましょう。
回答時期は相手と相談し決めることになるでしょうが、いじめ解決に関しては、学校と親が協力して解決するというスタンスで取り組みます。

いじめを解決してくれないとき

いじめは、学校が取り組めば1日で解決できます。
これが1週間以上何も変わらないとなると、相手は解決する気がないということになります。
校長に相談しても解決されないとなると、教育委員会に訴えましょう。

または、いじめの証拠をさらに集めるために探偵に相談し、詳しい内容を持って、学校に相談することも可能です。
または、子供が暴力を受けていると、精神的に苦痛を受けているとなると、警察や弁護士を通じての相談も可能です。
法的に対処すると、相手の子供の親も交えての交渉となり、解決しやすいです。